山梨「久保田一竹美術館」着物の作品群と心落ち着く庭散策

山梨「久保田一竹美術館」絞り染め着物の作品群と素晴らしいお庭散策

山梨県の紅葉スポットとしても有名な「河口湖もみじ回廊」の近くにある、穴場的な美術館「久保田一竹美術館」。

大滝や庭を見ながら受付へ。受付後はステージや各国で収集したアート作品が散りばめられている散策路を通ってお庭を見学できる静かで心地の良いスポットでした。

本館には染色家・久保田一竹氏が染めた着物を間近で見ることができる大人向けの美術館です。

山梨県「久保田一竹美術館」

久保田一竹氏の作品だけでなく、本館に続くまでの庭や本館の周りを周遊できる散策路を見学できる美術館。

山梨県「久保田一竹美術館」

今回訪れたのは冬だったのでそこまで人は多くなく、じっくり静かにゆったりと過ごせました。秋の紅葉シーズンはもみじ回廊とあわせて同美術館も紅葉でより一層美しい庭となります。

山梨県「久保田一竹美術館」庭

受付の先にはお土産ショップとカフェ。外に出ると息を呑むほど美しいステージがあり、いつまででもその場に留まりたくなる芸術的な造りは感動ものでした。

山梨県「久保田一竹美術館」ステージ

富士山をのぞめる庭としても大変見応えがありました。

山梨県「久保田一竹美術館」富士山

遊歩道は冬に訪れたこともあり、少し寂しい印象を持ったものの日頃の喧騒を忘れさせる静けさと雰囲気、そして冬の澄んだ空気が心地良く本館までグルッと一周散策を楽しめます。

山梨県「久保田一竹美術館」散策路

山梨県「久保田一竹美術館」散策路

山梨県「久保田一竹美術館」散策路

本館には染色家・久保田一竹氏による紋様染めの着物が館内をグルッと一周囲むように並んでいました。※本館内は撮影不可

本館は「ひば(ひのき科)」の大黒柱16本を使用したピラミッド型の建築物で、頂点は13メートル、床面積200平方メートル。下写真奥の建築物が本館。

山梨県「久保田一竹美術館」本館

紋様染めに出会った久保田一竹氏は苦節20年初めて納得のいく作品を完成させ、独自の染色技法「一竹辻が花」として発表。

絞りを活かして凹凸を表現された着物は、近くで見たときと離れて見た時で見え方が異なり、濃淡も細かく使い分けた作品群は本当に美しかったです。どれだけの時間をかければこれだけの作品を作れるのかと、驚きを隠せない作品群でした。

山梨県「久保田一竹美術館」施設概要

■ 所在地
山梨県南都留郡富士河口湖町河口2255

■ 料金
一般1,300円、大学・高校生900円、中学・小学生400円

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